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なぜ、私は日本で香港を支援するのか

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英国から中国へ主権が返還されて22年を迎えた香港で7月1日、大規模な反政府デモが行われ、若者ら数百人が立法会(議会)に突入し、議場などを占拠した。治安部隊は2日未明、立法会周辺の若者らを強制排除し、違法行為を徹底的に追及する方針を示した。

 

香港で言論の自由を求める市民側と当局側の対立が、激化する懸念が高まる中、一人の日本人女性が香港市民への連帯を呼びかけ、話題となっている。政治にはまったく無関心だった着物モデルの平野鈴子さん(25)が、なぜ、日本で香港への連帯を訴え、デモ行進を自ら企画するようになったのか。ごく普通の大和撫子、平野さんは「香港で、これ以上犠牲者が出ない事を祈ります。しかし、民主主義を諦めないでほしいと願います。世界が香港を守る為に立ち上がる事を期待します」と話している。平野さんに話を聞いた。

 

 

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私は三週間前まで着物とアニメが好きな日本のどこにでもいる25歳でした。しかし、あの日を境に香港を守る為に日本中を走り回っています。

 

その日とは、6月13日です。私は生まれて初めてデモに行きました。香港を守る為の。香港での現状をSNSで知り、居ても立っても居られなかったのです。香港の友達が戦っていました。大好きな香港の泣き叫ぶ姿を見て、デモに参加しました。デモを主催してくれた方に感謝しています。

 

6月14日、名古屋でデモがあると知りました。急遽開催を決定したもので、始まるのは6時間後でした。それでも私に迷いは無く仕事を切り上げて東京から名古屋行きの新幹線に乗りました。

 

名古屋でのデモでスピーチをしました。日本人と世界に香港を守る事への連帯を訴えました。そのスピーチをたまたま撮ってくれた方がいました。そのスピーチをTwitterに載せたら沢山の在日香港人の方からお礼のコメントが。もっと沢山の方に見て欲しいと翻訳を頼み、翻訳を付けたものを公開したら大反響。6500人の方がシェアをして40万再生を突破、1500人の香港人からメッセージが来ました。

 

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なぜ名古屋にまで行き、自分でデモまで主催するのかと聞かれても「友情、香港が好きだから」としか答えられません。香港には沢山の友達がいます。いつも香港へ行った時は街を案内してくれます。優しくて暖かくて大好きな友達です。そして何よりも美しい香港という国が好き。その香港が香港では無くなろうとしていて、友達が泣いている今、私は最後まで戦う事を決めたのです。

 

6月16日には、香港で200万人デモがありました。

 

6月20日、私は、初めてデモを企画する為に警察署に行きました。とても緊張しました。しかし香港市民はこの日、政府に中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の廃案の期限を設けていました。17時までに
廃案にしなければ抗議をエスカレートさせると予告していたのです。17時までに政府がこの法案を廃案にしなければ、私も覚悟を決めようと、東京の警察署の前で待機しておりました。

 

6月29日、生まれて初めてデモを主催しました。政治活動をした事もなくデモの経験も少ない私を警察官の方々は大変心配しておりました。そんな中、沢山の香港人の方が来てくれてとても嬉しかったです。香港メディアも4社が来
てくれて「世界が香港を守る為に立ち上がっている」という心を伝えられたのではと思っています。

 

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香港では3人の若者が香港の自由を訴えて自殺をしました。大好きな香港のニュースに心が痛む日が続きます。それでも私は最後まで戦う事を決めました。今私が立ち止まる事は香港を見捨てる事と同義です。

 

今が時代の節目です。自由で平和な世界になるのか、それとも言論の自由すらも失われた世界になるのか。

 

今が立ち上がる時、戦う時です。私はこれからも日本で香港を守る為に戦います。香港を愛しているから、日本を愛しているから。顔も名前も公開して命を懸けて国を守ります。

 

どうか世界の皆様へ。自由のために、これからの時代の為に、立ち上がって下さい。皆様の勇気ある行動を期待しています。一緒に香港を守りましょう。

 

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日本より。

 

7月6日の香港連帯デモ:

14:00日比谷公園中幸門に集合、14:45紺屋橋児童遊園到着、15:00東京駅丸の内行幸通りで集合写真撮影をします。情報はこちらから。
https://twitter.com/suzutaro18
https://www.facebook.com/100023914029877/posts/4891

 

略歴:

平野鈴子 25歳。千葉県出身。舞台役者や着物モデルとして活動。茶道裏千家、華道池坊、雅楽の龍笛奏者のほか、TOKYO和文化プロジェクトおもてなし大使として外国人に着付けや書道を伝えている。

 

この記事の英文記事を読む

 

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