農業用水路などで大繁殖し全国的に問題となっている特定外来生物の水草の繁殖抑制のため、佐賀市が葉物野菜「クウシンサイ」を使った実証実験を始める。根絶が難しい水草と、意外な力を持つ中華食材。果たして攻防の行方は-。
ナガエツルノゲイトウの被害に悩む農家の南里実さん。冬に水上の部分は枯れるが水中の根や茎は残り、春に活動を再開する=3月19日、佐賀市嘉瀬町(一居真由子撮影)
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農業用水路などで大繁殖し全国的に問題となっている特定外来生物の水草「ナガエツルノゲイトウ」の繁殖抑制のため、佐賀市が葉物野菜「クウシンサイ」を使った実証実験を始める。水草の成長に必要な養分をクウシンサイに吸い取らせて繁殖を抑え込むという全国初の取り組みで、駆除や対策に苦慮している自治体も関心を寄せる。根絶が難しく「地球上最悪の侵略的植物」ともいわれる水草と、意外な力を持つ中華食材。果たして攻防の行方は-。
農家から悲鳴
ナガエツルノゲイトウは、南米原産で日本国内では湖や河川、水路などに生息。強い繁茂力と再生力が特徴で、刈っても茎などの切れ端から増殖し、農作物の生育や収穫を妨げたり、在来種を駆逐するなど生態系への影響も懸念されている。
筆者:一居真由子(産経新聞)
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