産経新聞の宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。
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日本国際賞の晩餐会で受賞者らと乾杯される天皇陛下=4月14日、東京都港区

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宮内庁は、東日本大震災から15年の節目に福島県を訪問された天皇、皇后両陛下と長女の敬宮(としのみや)愛子さまの被災地への思いを発表した。

側近によると、両陛下は東京電力福島第1原発事故で原子力災害の被災地となった自治体を初めて訪れ「感慨深く思われ」たという。また福島県への初のご訪問となった愛子さまについて「被災地の状況を実際に見たり、被災者などの皆さんから直接話を聞いたりする貴重な機会となった」と伝えられたという。

被災地を移動中、ご一家は富岡町の美しい桜並木を車中からご覧になり「地元の方々が桜を大切にされ、誇りに思っていることを実感され、うれしく思われた」という。

天皇ご一家は4月10日、皇居・御所で、日本獣医師会の蔵内勇夫会長らから進講を受けられた。側近によると、両陛下は動物の治療に加え、ヒトや環境の分野などでも貢献する獣医師の役割について関心深くお聞きになったという。

両陛下は14日、東京都渋谷区の新国立劇場で、「2026年 日本国際賞(Japan Prize)」の授賞式に臨席し、受賞者に盛んな拍手を送られた。

日本国際賞は、世界の科学技術の発展に貢献するため、民間からの寄付を基に創設された。世界中の科学技術者を対象に、科学技術の進歩に大きく寄与する成果を挙げ、人類の平和と繁栄に著しい貢献をしたと認められる人に贈られる。

日本国際賞の授賞式に臨まれる天皇、皇后両陛下=4月14日、東京都渋谷区の新国立劇場(鴨志田拓海撮影)

上皇さまは、昭和60年の第1回から第35回まで毎回ご臨席。代替わり後には、新型コロナウイルス禍で式典が延期したこともあったが、両陛下が臨席されている。

陛下は14日の授賞式のお言葉で、「近年、世界が地球規模で直面する課題は、ますます多様化し、複雑化してきており、そのような中で科学技術が果たすべき役割は一層重要になってくる」とご指摘。「私たちが、より広い見識の下、様々な分野の叡智(えいち)を結集し、互いに力を合わせることにより、地球の未来のために、そして、人類の持続的な発展に向けて、科学技術を最良の形で活かす方法を模索する努力がなされることを願っています」と述べられた。

日本国際賞の授賞式に臨まれる天皇、皇后両陛下=4月14日、東京都渋谷区の新国立劇場(鴨志田拓海撮影)

陛下は授賞式の後、港区のホテルオークラで催された晩餐(ばんさん)会に臨み、乾杯をされた。宮内庁によると、陛下は受賞者らとにこやかに懇談し、それぞれの研究内容について関心深く聞きながら、受賞者の長年の努力をねぎらわれた。

日本国際賞の晩餐会で乾杯のあいさつをされる天皇陛下=4月14日、東京都港区

陛下は15日、皇居・宮殿で、東ティモールとオーストリアの新任駐日大使の信任状捧呈式に臨まれた。

陛下はその後、皇居・蓮池参集所で、皇居などの清掃にボランティアで取り組む勤労奉仕団の人々と面会し、ねぎらわれた。

両陛下と愛子さまは、平成28年4月の熊本地震の「本震」から10年を迎えた16日、皇居・御所で黙禱(もくとう)をささげられた。

日本童謡学会の名誉総裁を務める寬仁親王妃信子さまは12日、都内のホールで開催された「第82回ゆりかご音楽祭」に臨席された。

日本プロスキー教師協会(SIA)総裁を務める三笠宮家の彬子さまは13~16日、青森県を訪れ、「SIA八甲田山岳スキーツアー研修2026」に臨まれた。

2026年4月17日産経ニュース【皇室ウイークリー(944)】を転載しています

皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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