『ルールを守らない国』に何らかの武力行使に出ることが、国際法上アウトなのか。武力を用いることが、一切禁じられるのだろうか。
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イランの首都テヘランで立ち上る煙。米イスラエルは2月28日に大規模な軍事作戦を開始した=3月1日(ゲッティ=共同)

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4月9日の本欄で山上信吾・前駐豪大使が米国とイスラエルによるイラン攻撃に関して国際法専門家の立場から論じ、「強硬かつ教条的なイスラム原理主義政権が、時間稼ぎをしながら核・ミサイル開発を進め、テロ、威嚇に関与し、日本経済にとって死活的に重要なホルムズ海峡の自由な通航を妨げる。こんなことを日本は許容できるのか」と主張した。

また杉山晋輔・元駐米大使が「週刊新潮」4月2日号で「イランがIAEAの査察を拒んで核ミサイルの開発を続けていたことに対し、2006年、安保理で経済制裁の決議が下されたことは周知の通りです。こうした『ルールを守らない国』に何らかの武力行使に出ることが、国際法上アウトなのか。武力を用いることが、一切禁じられるのか。この点の議論はあっていいと私は思います」と指摘した。

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筆者:西岡力(麗澤大学特任教授)

2026年4月24日付産経新聞【正論】より

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