カザフスタンで活躍する日本人バレエダンサー矢野まどかさん。ロシアバレエの名門にいたが、ウクライナ侵攻を受け、カザフへ移籍した。戦争がロシア芸術への扉を閉ざしているとして、戦争の早期終結を願う。
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白亜の建物が特徴的な「アスタナオペラ」を前に取材に応じる矢野まどかさん=4月21日、カザフスタン・アスタナ(桑村朋撮影)

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カザフスタンの首都アスタナにある「アスタナオペラ」で活躍する日本人バレエダンサーがいる。大阪府堺市で育った矢野まどかさん(27)。ロシアバレエの名門にいたが、2022年のウクライナ侵攻を受け、同年にカザフへの移籍を決めた。侵攻以降、ロシアを離れた芸術家は少なくない。矢野さんは「素晴らしいロシアの芸術への扉を戦争が閉ざしている」として、戦争の早期終結を願う。

日本人バレエ関係者は数十人

アスタナオペラは13年に開館した中央アジア最大の歌劇場だ。旧ソ連圏や欧州、アジアから実力ある歌手や演奏家、ダンサーたちが集う。壮観な白亜の建物を前に、矢野さんは「遊牧民のテュルク系民族であるカザフならではの迫力がある」と魅力を語った。

現地へのバレエ留学を支援する元バレエダンサーの外﨑聖華さんによると、カザフにはアスタナのほか、最大都市アルマトイにも劇場がある。同国に日本人バレエ関係者は留学生を含めて数十人おり、「人気が高まりつつある」という。

中央アジア最大の劇場「アスタナオペラ」でバレエダンサーとして活躍する矢野まどかさん(本人提供)

矢野さんは群舞を担うコールドバレエに所属し、ソリストを務めたこともある。「ここにはロシア流の美しさに加え、中央アジア特有の力強さや息遣いがある。1カ月に3作品以上踊るため大変だが、それも経験になる。ここに来られてよかった」と話す。

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筆者:桑村朋(産経新聞)

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