就任から3年を迎えた日銀の植田和男総裁は、日本経済がインフレ局面へと移行したのを機に、大規模な金融緩和からの転換に踏み切った。金融緩和を志向するとされる高市早苗首相との対話も焦点となる。
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就任から3年を迎えた日銀の植田和男総裁=東京都中央区(寺河内美奈撮影)

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4月9日で就任から3年を迎えた日銀の植田和男総裁は、日本経済がインフレ局面へと移行したのを機に、大規模な金融緩和からの転換に踏み切った。政策金利を少しずつ引き上げ、今も次の利上げの機会を探る。ただ、中東情勢の混乱に伴う原油価格高騰で物価上昇と景気腰折れのリスクが増大、利上げ判断は難路に入った。金融緩和を志向するとされる高市早苗首相との対話も焦点となる。

政策金利を30年ぶり水準に引き上げ

植田氏は2024年3月のマイナス金利政策解除を皮切りに、利上げを開始。昨年12月には政策金利を0・75%程度と約30年ぶりの水準に引き上げた。

日銀は景気を冷やしも温めもしない中立金利の水準を1・1~2・5%と推計。市場はこれを政策金利の最終到達点(ターミナルレート)の参考にしており、現状では「足元の水準と開きがあり、追加利上げは近い」との見方が根強い。

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筆者:中村智隆(産経新聞)

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