ぷっくりとした質感でツヤツヤの光沢を放つ立体シールが小学生女子を魅了。ブームに火をつけ、品薄の「ボンボンドロップシール」以外にも、安価で手軽に入手できる他のシールの人気が広がっている。
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押収された「ボンボンドロップシール」の偽物(右)と真正品=埼玉県警蕨署

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ぷっくりとした質感でツヤツヤの光沢を放つ立体シールが小学生女子を魅了し、ブームに火をつけた「ボンボンドロップシール」以外にも人気が広がっている。東京都内の商店街を訪ねた記者は、品薄のため高値で取引されることもある「ボンドロ」ではなく、安価で手軽に入手できる他の〝ぷっくりツヤツヤ〟シールを求める親子に出会った。

「この店では取り扱っていない」

穏やかな陽気に包まれた4月の日曜日の夕方、都内の商店街にある雑貨店のシール売り場は、大勢の親子連れでにぎわっていた。商品棚には、何種類もの〝ぷっくりツヤツヤ〟シール。ただ、「ボンドロ」は見当たらない。

店員に尋ねると、「ボンドロは相場が高く、この店では取り扱っていない」という答えが返ってきた。品薄が続くボンドロは本来は500円前後が定価なのにも関わらず、3千円前後で取引されることもあるのが実状だ。

4月、東京都内の商店街で売られていた〝ぷっくりツヤツヤ〟シール。「ボンボンドロップシール」以外も人気だ

小学2年の女児を連れた母親は、「本物はなかなか買えない。この店には安くてかわいいシールや、(ボンドロとは別の)人気のシールを買いに来ている」と率直に話し、100~200円のシールを選ぶ女児の様子を見守った。

リアルなコミュニケーションが新鮮

今の小学生女子の間で〝ぷっくりツヤツヤ〟シールが流行するのには、この世代ならではの理由がある。新型コロナウイルスの感染拡大期に幼児期を過ごした今の小学生は、物心のつく時期に家族以外と対面で接する機会が少なく、スマートフォンやタブレット端末を使った画面越しのコミュニケーション(意思疎通)に慣れ親しんだ。

ニッセイ基礎研究所の久我尚子上席研究員によると、デジタル世代の子供にとって「シール交換を通じた対面での友達との意思疎通」は新鮮で、「デジタルでは得られにくい魅力」だと指摘する。

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筆者:長谷川あかり(産経新聞)

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