国際対話の経済安全保障に関わる問題が議論される場では重要鉱物、とりわけレアアースが必ずといっていいほど議題に上る。供給で圧倒的な支配力を持つ中国が露骨な経済的威圧を繰り返しているためだ。
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米カリフォルニア州マウンテンパスにあるMPマテリアルズ社のレアアース露天掘り鉱山の様子。中国に依存しないレアアースの供給網構築が急務になっている=2020年1月(ロイター)

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2国間会談でも多国間の国際会議でも、経済安全保障に関わる問題が議論される場では重要鉱物、とりわけハイテク機器に欠かせないレアアース(希土類)が必ずといっていいほど議題に上る。

レアアース供給で圧倒的な支配力を持つ中国が露骨な経済的威圧を繰り返しているためだ。中国は昨年、レアアースの輸出規制でトランプ米政権の関税攻勢に対抗した。台湾有事を巡る高市早苗首相の発言が気にくわぬと、レアアースを含む軍民両用品の対日輸出管理の強化も仕掛けた。

中国は元来、他国を従わせる「武器」としてレアアースを利用してきたが、この1年はその効果を再確認し、さらに味をしめて一段と武器化を強めているようである。

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筆者:長谷川秀行(産経新聞論説副委員長)

2026年5月24日付産経新聞【日曜経済講座】より

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