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熱心に応援している「推し」に会うため、遠方でのライブ、舞台、試合、イベントなどへの「遠征」は、推し活の1つとして浸透している。推し活のデータを分析している株式会社Oshicoco(東京都渋谷区)が、Instagram「推し活応援メディアOshicoco」をフォローしている664人に行った調査で、63・6%が「遠征の経験がある」と回答した。推し活層の間で遠征は一般的になっているようだ。訪れた都市で観光やグルメを楽しむケースも多く、地域経済の活性化にもつながっているとみられる。
調査では、年間の遠征回数は、「年2~3回」(34・7%)、「年1回」(22・1%)、「年4~5回」(21・1%)が上位を占めた。「年10回以上」も約19%おり、高頻度で遠征する層もみられた。
遠征1回あたりの費用は、「3~5万円」(33・7%)が最多。「10万円以上」は12・6%で、大きな支出を伴う遠征をしている層が一定数いることが読み取れる。
遠征費で最もお金がかかるものは、「交通費」が53・6%で最多だった。イベントに参加するためのチケット代よりも、「推しに会いに行くための移動コスト」が大きいことがわかった。

遠征の合間にやることは、「地元グルメ・飲食を楽しむ」(60・0%)、「観光スポットを巡る」(37・9%)、「ショッピング・買い物をする」(37・9%)がトップ3となった。遠征は、地域の経済効果につながっていると考えられる。

遠征先として訪れた経験のある地域は、東京都(61・1%)が最多となり、イベントが多い大都市圏の神奈川県と大阪府(各46・3%)、愛知県(45・3%)が続いた。さらに福岡県、千葉県、埼玉県など、収容人数が多いイベント会場がある地域もランクインした。

推し活で遠征する理由は、「遠くても推しに会いたい」、「現場に行きたい」、「その瞬間を直接見届けたい」などの回答が集まり、お金や時間を負担を上回る「推しへの愛」がみられた。Oshicocoは「遠征」は単なる移動ではなく、「推しとの思い出を作るための体験投資」だと分析した。
筆者:長谷川あかり(産経新聞)
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