北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が治安・情報機関の大改造を始めた。政治犯の摘発で北朝鮮の恐怖政治の「元締め」となってきた国家保衛省は、対外情報機関の「北朝鮮版CIA」になる公算が大きいとみられている。
平壌の万寿台議事堂で開かれた北朝鮮の最高人民会議=3月22日(朝鮮中央通信=朝鮮通信)
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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が体制維持の要である治安・情報機関の大改造を始めた。金氏が国会に当たる最高人民会議で現行の治安機関(社会安全省)を「警察」に改称し再編すると発表したほか、李昌大(リ・チャンデ)国家保衛相の肩書が「国家情報局長」と変わったことで、秘密警察の国家保衛省が「国家情報局」に改編されたことが分かった。政治犯の摘発で北朝鮮の恐怖政治の「元締め」となってきた国家保衛省は今後、対外情報機関の「北朝鮮版CIA(米中央情報局)」になる公算が大きいとみられている。
秘密警察をなぜ改編するのか
軍事独裁国家の北朝鮮にとって秘密警察の存在は、反政府・反乱分子の摘発、クーデター阻止など国家存亡にかかわる安全装置として建国以来、政治権力の源泉ともなってきた。北朝鮮の政治機構は非公開であるため、新組織の全容解明は韓国など関係国が情報収集し、これを裏付けていく地道な作業となる。
筆者:久保田るり子(産経新聞)
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2026年5月16日付産経新聞【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】より
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