国立がん研究センターを中心とした研究班が、がんになるリスクを減らす方法の最新版を公表した。飲酒については、「節酒」から「飲酒を控える」に変更した。
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(Stock image/Kevin Campbell from Pixabay)

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国立がん研究センター(東京)を中心とした研究班は6月3日、科学的根拠に基づき、がんになるリスクを減らす方法の最新版を公表した。飲酒については、これまでの飲む量を減らす「節酒」から「飲酒を控える」に変更。肥満度の指標となるBMIは男性の推奨上限を「27」から「25」にした。

研究班は①たばこ②お酒③食生活④身体活動⑤体重⑥感染症の6つの要因に対し、手を打つことががん予防につながると判断。最新の研究で得られたエビデンス(根拠)をふまえたリスク評価をそのつど更新しながら具体的な対応策「科学的根拠に基づく予防法5+(プラス)1」の内容についても更新し、健康づくりを励行している=図表参照。

「お酒」について推奨する対策は、これまでのような、飲む量を減らす「節酒」から「飲酒をひかえる」に変えた。「たとえ少量の飲酒であっても、がんのリスクが上昇する」ことがその理由だ。

「体重」に関して、太りすぎや、やせすぎを判断するBMIと呼ばれる指標については、男性のBMIの推奨上限をこれまでの「27」から「25」へと変更した。

日本ではBMIが「22前後」の人が最も病気にならず、健康で長生きできるとされる。WHO(世界保健機関)も「25以上」を過体重、「30以上」を肥満と呼ぶ。

研究班は「BMIが高くなるほどリスクが段階的に上昇するがんがある」ことを踏まえ、変更したという。

同センターは、運営する公式のウェブサイト「がん情報サービス」などでがん予防に関する情報を発信している。

筆者:村上智博(産経新聞)

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