NATO大使らが来日し、岸田文雄元首相、茂木敏充外相とそれぞれ面会した。ロシア、中国、中東情勢などで国際秩序が大きく揺らぐ中、基本的な価値観を共有する日本との間で連携強化を図る狙いがあるとみられる。
岸田文雄元首相(前列中央)との面会に臨むNATO加盟各国の大使ら=4月16日午後、国会内(春名中撮影)
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北大西洋条約機構(NATO)に加盟する約30カ国のNATO大使らが来日し、4月16日、東京都内で岸田文雄元首相、茂木敏充外相とそれぞれ面会した。ロシアによるウクライナ侵略や東・南シナ海への海洋進出を活発化させる中国の動向、中東情勢などで国際秩序が大きく揺らぐ中、基本的な価値観を共有する日本との間で連携強化を図る狙いがあるとみられる。
関係者によると、岸田氏は面会で「信頼できるパートナーであるNATOや加盟国との戦略的な協力が一層重要だ」と述べた。7月にトルコで開催されるNATO首脳会合への高市早苗首相の招待も要請した。茂木氏も「国際情勢が激動する中、欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分だ」と語った。
台湾侵攻の可能性を念頭に
日本は2022年2月のウクライナ侵略開始以降、ロシアに触発される形での中国の台湾侵攻の可能性を念頭に、NATOとの連携を強化してきた。同年6月にスペインで開かれたNATO首脳会合に当時の首相だった岸田氏が、日本の首相として初めて招待を受け、3年連続で出席した。
筆者:永原慎吾(産経新聞)
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