半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が発表した2026年1~3月期決算は、売上高、純利益いずれも四半期として過去最高を更新。CEOは「AI向け半導体の需要は今後も極めて強固であり続ける」と強調した。
3C27UJ5QLBPGLPAQUDAIMMVZBM

TSMCのロゴ(ロイター)

This post is also available in: English

半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が16日発表した2026年1~3月期決算は、売上高が前年同期比35・1%増の1兆1341億台湾元(約5兆7千億円)、純利益は58・3%増の5724億台湾元だった。いずれも四半期として過去最高を更新した。

魏哲家会長兼最高経営責任者(CEO)は記者会見で「人工知能(AI)向け半導体の需要は今後も極めて強固であり続ける」と強調。今年の売上高がドルベースで前年比30%超の伸びになるとの見通しを示した。

魏氏は中東情勢の悪化がマクロ経済の先行き不確実性をもたらしており、部品価格などの高騰に注意を払っているとも言及。一方、従来の対話支援型の生成AIから自律的に行動する「エージェント型AI」への移行が「先端半導体への強固な需要につながる」と述べた。

TSMCは需要増に対応するため回路幅2~3ナノメートル相当の先端半導体の生産能力を台湾内外で拡大している。魏氏は昨年着工した熊本第2工場(熊本県菊陽町)を巡り、台湾当局が許可した通り28年に量産を開始すると説明した。

筆者:西見由章(産経新聞台北支局)

This post is also available in: English

コメントを残す