高市早苗首相による豪越訪問は、政治の師と仰ぐ安倍晋三元首相の存在がクローズアップされる機会ともなった。高市首相は、「自由で開かれたインド太平洋」の進化を打ち出すなど改めて「安倍外交」の継承を印象付けた。
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会談を前に、子供たちと撮影する高市早苗首相(手前右)とオーストラリアのアルバニージー首相(同左)=5月4日、キャンベラ(共同)

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高市早苗首相による大型連休中のベトナム、オーストラリア訪問は、政治の師と仰ぐ安倍晋三元首相の存在がクローズアップされる機会ともなった。高市首相は、安倍氏が10年前に提唱した外交方針「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の進化を打ち出すなど改めて「安倍外交」の継承を印象付けた。安倍氏がトランプ米大統領らと「ゴルフ外交」で関係を築いたのに対し、高市首相は趣味の「音楽外交」で同志国首脳の懐に飛び込んだ。

ベトナムで拍手喝采

高市首相は一連の外交日程をほぼ終えた5月4日午後(現地時間同)、オーストラリアの首都キャンベラで記者団に「地域の国々と手を携えながら進化したFOIPの下での具体的な取り組みを進めて、インド太平洋地域全体をともに強く豊かにしていきたい」と語った。

最初に訪れたベトナムでは、過去に米国のクリントン元大統領や中国の李克強前首相も演説を行った首都ハノイの名門、ベトナム国家大学で外交演説に臨んだ。

安倍氏が平成24年に首相に返り咲き、第2次政権を発足させた後、最初の訪問国に選んだのがベトナムだった。高市首相とハノイで会談したトー・ラム共産党書記長兼国家主席は、交流があった安倍氏について「ベトナムの偉大な友人だ」と話した。

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筆者:小沢慶太(産経新聞)

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