トヨタ自動車は、顧客が購入した新車の仕様データを、部品取引先も含めた車づくりの全関連部署でリアルタイムに共有できる新たな車両開発システムの運用を始める。生産性の大幅な向上につながる見通し。
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トヨタ自動車元町工場の生産ライン=愛知県豊田市元町

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トヨタ自動車は、顧客が購入した新車の仕様データを、部品取引先も含めた車づくりの全関連部署でリアルタイムに共有できる新たな車両開発システムの運用を年内にも始める。人工知能(AI)を使った売れ筋の解析・予測や、売れていない仕様の廃止で、部品取引先とともに経営資源をニーズの高い分野の開発に効率的にシフトすることが可能になり、生産性の大幅な向上につながる見通しだ。

中国車台頭が変革促す

日本の自動車産業は、米国の高関税など厳しい通商環境や、圧倒的なコスト競争力と開発スピードを示す中国メーカーの台頭で抜本的な収益基盤の強化を迫られており、トヨタの佐藤恒治副会長は「かつてないレベルで生産性を高めていかなければこの先の競争を勝ち抜くことはできない」と話す。近健太社長も「待ったなしだ」とする生産性向上の具体策の1つが新システムによる改革だ。

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筆者:池田昇(産経新聞)

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