“日本への愛”体現 米通算82勝目を挙げたウッズ

Tiger Woods Wins Zozo Championship

 

 

日本で男子ゴルフの米ツアー初開催となったZOZOチャンピオンシップは28日、タイガー・ウッズ(43)=米国=が初優勝を飾り、米ツアー最多に並ぶ通算82勝目をマークして幕を閉じた。ウッズ目当てに会場の習志野CC(千葉県)には連日多くのファンが訪れ、ウッズも歴史的な快挙で応えた。台風や記録的豪雨に見舞われた千葉県を爽やかな“タイガー旋風”が駆け抜けた。

 

 

「タイガー!」「タイガー!」「タイガー!」

 

試合後の表彰式で異例ともいえるタイガーコールが巻き起こった。ZOZOチャンピオンシップの大会名誉会長の前澤友作氏が「盛り上がった。タイガーがやってくれました」などと語り、「一緒に『タイガー』とコールしましょう」と呼びかけ、右手を突き上げながら連呼すると、大勢のギャラリーも合わせた。前澤氏の隣にいたウッズも笑顔を見せた。

 

「私が日本に来るときはいつも、多くの日本のファンが訪れてくれる。また、来年この経験ができることを楽しみにしている」

 

13年ぶりに日本でプレーし、優勝を飾ったウッズは試合後の記者会見で日本への思いを語った。

 

優勝争いは松山英樹との一騎打ちとなった。平日で入場者が限定されたこともあって、前日の2万2678人と比較すると、2563人とギャラリーは少なかったが、声援は松山以上にウッズに集まった。

 

ゴルファーの枠を超えたアスリートとしての能力。派手なアクション-。今大会も、3連続ボギーから始まり、ファンをハラハラドキドキさせながらくぎ付けにさせる。ミスをしたかと思うと、スーパーショットでピンに絡む。日本人ゴルファーでは想像できない飛距離で驚かせる。「ウッズ劇場」が見る人を虜にした。

 

一時は不倫騒動などスキャンダルにまみれ、どん底にたたき落とされた。今年のマスターズで優勝を果たし、復活したことも「カリスマ性」をかき立てる。

 

名選手のロリー・マキロイ(英国)は「人々には理解できないこともウッズはやってきた。それは他の選手にはかなわぬ夢だが、彼はかなうと信じてやってきた。それをやってのけた」と、ウッズの持つ“魔力”に舌を巻く。

 

新シーズンが始まったばかりの米ツアーは10月のアジアを韓国、日本、中国と転戦する。多くの選手は3カ国で順番にプレーするが、左膝に不安を抱えるウッズは日本でのプレーにのみ照準を合わせた。それは“日本への愛”に他ならない。

 

ウッズは大会の期間中、台風や記録的豪雨について「みなさん、無事でいてほしい」と思いやった。82勝目を達成し、「米国でなく、日本で達成できたのは驚きだ」と語った。「プレーするのが楽しみな国」で歴史的快挙を成し遂げた。

 

 

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