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2022年「新年の一字」は「飛」 今年こそ飛び立とう! 金澤翔子さんが込めた願い

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2022年の「新年の一字」が「飛」と決まり、ダウン症の人気書家、金澤翔子さん(36)が力強く「飛」の一字を揮毫した。金澤さん親子は、新型コロナウイルスの変異株が次々と出現し、翻弄される私たちに「それでも飛び立とう!」とのメッセージを送っている。

 

 

あずき色の袴に桜色の着物をまとい、笑顔で現れた翔子さん。着物には、黄色や青色、紫色など様々な色合いの花々が白色の茎でつながる模様が描かれており、春の到来が感じられるデザインだ。揮毫する前に正座して手を合わせ、亡父への祈りを捧げてから巨大な筆に墨汁を浸して、一気に書き上げた。

 

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揮毫を手伝った書家で、母親の泰子さん(78)は、自ら人生に絶望し、苦難の中で翔子さんともがき苦しみながら二人三脚で歩んだ日々を振り返り、「この苦しい中でも飛び立つ努力をすることがいま求められている気がします。できるだけ多くの人に希望をもって欲しい」と、「飛」を選んだ理由を語った。

 

金澤翔子さん(右)と泰子さん

 

今年は、金澤さん親子にとっても転機の年となる。

 

親子は、書家である翔子さんの活動の集大成といえる個展「つきのひかり」を12月22日~1月8日まで、六本木ヒルズ森タワーの地上52階にある森アーツセンターギャラリーで開催。翔子さんは個展のために、史上最大の「書」だという幅15メートル超えの大作「心に光を夜空に月を」を描いた。躍動感あふれる作品からは、文字が動き出しそうだ。それは、「書」を現代アートに〝進化〟させる試みに挑戦しているようにもみえる。

 

個展「つきのひかり」に出展した書

 

翔子さんは、「ダウン症では不可能だ」と言われた一人暮らしを30歳で始め、この5月には、東京都大田区の久が原商店街の中心部に引っ越す予定だ。念願だった「商店街の中で生きる」という夢をいよいよ実現させる。将来、一人になっても、商店街の人たちと支えあって共に生きていく実践を始めるためだ。

 

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さらに、夢だったユーチューバーとしても昨年デビューし、書家としてだけでなく活動の幅を広げている。翔子さんの「魔法」はまだまだ続きそうだ。

 

 

JAPAN Forwardが金澤さん親子に、「新年への願いを込めた一字を揮毫して欲しい」とお願いをして始まった「新年の一字」も今年で5回目となる。初回の「光」から「祈」「和」「勝」と続き、今回、選んだのが「飛」だった。

 

昨年、コロナ禍の逆風の中、東京五輪・パラリンピックは一年延期して何とか開催され、日本は〝勝つ〟ことができたかもしれない。だが、今年も厳しい状況は続く。JAPAN Forwardは、それでも今年はこの一文字のようにさらに高く飛び立つ準備をしようと思う。さあ、読者の皆さんも、今年こそ飛び立つ努力をしませんか。

 

 

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(JAPAN Forward編集部)

 

 

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