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日本から輸入した化学物資を使っているのは誰か なぜ、韓国は明言できないのか

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日本と韓国の間の貿易摩擦について根本的な誤解がある。日本が韓国にハイテク化学物資3品目を販売することを拒否しホワイト国から韓国を除外したことについて、徴用工問題をめぐる日本企業資産押収に対する報復の一形態との見方が多い。

 

しかし、問題の本質は、韓国が購入を増やした戦略物資の最終使用者について説明を拒否したことにある。

 

韓国は物語を変えることに成功し、政治対立の報復に経済的優位性を利用していると日本を非難している。

 

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なぜ、日本は、韓国の対北朝鮮国連制裁違反の疑いを、徴用工問題に転化することを許してしまったのか。いかに国際的な安全保障の問題が、突如として、韓国が要求した第二次大戦時の賠償に対する経済的な日本の報復の問題にすり替えられたのか。

 

兵器製造に使用可能な物資を購入する韓国に対する日本の懸念の本当の理由を、多くの人がまだ知らない。実は、文在寅が大統領に就任した後、韓国が購入した戦略物資の量は劇的に増加している。

 

文政権自体は違法な貨物を知らないかもしれないが、日本の物資の販売が国際的な制裁に違反しないことを保証するための最終使用者の確認要求を韓国は無視している。これは、日本ではなく完全に韓国に責がある。

 

私の理解では、半導体のエッチングガスとして使用されるフッ化水素は核濃縮にも使用できる。検証を必要とする安全保障上の問題があるという日本の繰り返しの声明は、韓国の耳に届かなかった。

 

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このすべてにおいて、米国は中立的な立場をとっており、日本と韓国の二者による「歴史問題」解決に任せている。

 

 

日本だけでなく、世界にとって非常に深刻な問題

 

しかし、最終使用者が未確認であることは、日本だけの問題ではない。これは世界にとって非常に深刻な問題だ。リストされた物資を韓国に無制限に出荷許可し続ければ、その一部が北朝鮮に取引されると日本が共犯者となるだろう。米国はこの点を見逃すことはできない。

 

もう一つ明確にする必要がある点がある。日本は合法的な使用のための戦略物資を韓国に販売することを拒否していない。最終使用者が適切なものであると確認されると販売が行われる。

 

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この問題は米国の国益に深刻な影響を及ぼすにもかかわらず、おそらく、過去および現在進行中の人種的な不正義に対する謝罪への米国の懸念が米国人の心を曇らせ、多くの人が「犠牲者」を自任する韓国人に同情しているようだ。

 

韓国人は、日本に対して被害者カードを出すことに長けている。その長い歴史を通じて、韓国は何度も何度も侵略され、搾取されてきたが、そのほとんどは中国によるものだ。しかし、韓国人は日本に対してのみ被害者意識を抱えており、あらゆる機会に日本に謝罪を求める。

 

朝鮮半島が日本に併合された35年の真実は、彼らにとってもこの問題にとっても重要ではない。重要なのは、韓国人が誤った歴史認識の結果として取る行動だ。

 

このような被害者意識を抱えた元植民地は、世界に他に例はない。

 

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第二次大戦中に日本の軍事占領下にあった旧インドシナの一部であるベトナムは最近、フランスからの独立戦争でベトナムを支援した日本の天皇と大戦後に残った元日本兵に感謝の意を示した。

 

インドネシアでは、オランダからの独立戦争でインドネシア人を支援するために残って死亡した数千人の日本兵が、南ジャワのカリバタ英雄墓地に埋葬されてる。

 

台湾は韓国よりも10年長く日本の支配下にあったが、ある調査によると、日本は台湾の人々から最も称賛された国だ。台湾人は過去の出来事の良い面も悪い面も両方覚えているが、現在と未来に目を向けている。

 

韓国人が反日感情と被害者意識を克服する時間はとうに終わっている。もちろん、個人レベルでは多くの人がすでに克服している。また、日本人を憎んだことのない韓国人も多くいる。

 

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しかし、関連団体とメディアによって広められた韓国の歴史認識は、その時々の政治目的に合うように形作られた。事実と過去の出来事は必要に応じて変更された。今日の日本人は、日本による朝鮮半島の併合が適切、あるいは正当だと主張することに時間をかけない。

 

同時に、日本が直面する外敵からの安全保障上の脅威は変化したが、大きな変化ではない。日本が中国、ロシアと戦ったのは朝鮮半島と満州からそれらの力を追い出すためだった。

 

皮肉なことに、韓国の併合に反対し、韓国人の裵貞子(Bae Jung-ja)を養子とした日本の政治家、伊藤博文は1909年に韓国人の安重根によって暗殺された。今日、暗殺者安重根は韓国人によって国民的英雄と見なされており、韓国の潜水艦の名前にもなっている。他の国々に影響を与えることの達人である中国人は、暗殺現場ハルビンに安重根の彫像を建てて韓国人の感情を表した。

 

しかし、伊藤博文は、安重根をそれほどのものとは考えていなかった。死に際には、「愚かな奴だ」と呟いた。伊藤博文はおそらく正しかった。安重根は、韓国人にとって最も影響力を持つ日本の友人を暗殺した。

 

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「憎しみの定着」と韓国の米国との対処における誤り

 

韓国人にとって、日本に対する憎しみは理性よりも優先されるようだ。政治家は左右を問わずこの感情を利用して支持者を集める。韓国人は子供の頃から日本を憎むように教えられている。日本を憎むことは国をまとめ上げるための効果的な手段であるため、政府はこれを奨励する。

 

日本への憎しみは彼らの破滅も招く。

 

韓国人からのほとんどすべての言葉は、日本がどのように韓国人に謝罪するかについてだ。韓国の最近の大統領、朴槿恵は、日本が千年謝罪すべきだと言った。この日本に対する憎しみの定着は、韓国が日本の同盟国である米国との対処において大きな誤りを犯すことになる。

 

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日本との問題は別にして、一つ確かなことは、韓国が米国に接近していないことだ。日本とのこの「憎しみの定着」のために、韓国は最近、米国との取引において多くの重大な誤りを犯した。

 

韓国の過ちのひとつは、日本との情報交換協定である日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄だ。北朝鮮から発射されたミサイルをタイムリーにに正確に追跡するには、韓国と日本の間の即時の情報交換が不可欠だ。米国の反対にもかかわらず、韓国は協定を破棄した。

 

韓国が犯したもうひとつの間違いは、韓国の米国大使を呼び出して、GSOMIAの破棄について、韓国の内政問題であるためコメントしないよう要請したことだ。韓国に約3万人、日本には数え切れないほどの米軍兵がいるのに、北朝鮮のミサイルの追跡が内政問題といえるだろうか?

 

これに加えて、最近、日本を煽ることを目的とした独島/竹島での軍事演習があった。これらもまた、日米間の緊張を緩和するために誠実な努力を払ってきた米国に対する平手打ちとなった。

 

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韓国は用心する時期がきている。米国は日本ではない。日本は怒りにくく、すぐに許す。米国国務省と国防総省はソウルで予定された韓国のグループとの会議への出席を拒否することにより、これらの傲慢な態度に対応した。韓国は、ドナルド・トランプ大統領の予測不可能な性質に最も関心を持つべきだということを知らないかもしれない。韓国が決めることであり、自分で決めるものだ。トランプ大統領がすることで韓国に何が起きようと責めることはできない。

 

韓国人は私の予想が間違っていることを祈るべきだ。私の予想? 「政治的目的に合うように歴史を偽造する韓国文化は、破滅に導く」。

 

これを言ったのは私だけではない。朴栄喆(Bak Yeong Cheol)は、著書『五十年の回顧』(1929)の中で似たことを言っている。

 

朴氏は韓国人の立場で「今日あるは自業自得であると云わねばならぬ」と言った。 90年も前に!

 

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著者:アーチー・ミヤモト(退役米陸軍中佐)

 

 

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