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横田めぐみさん拉致描いた映画完成 出演者ら、被害者の早期帰国実現誓う

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昭和52年に北朝鮮にさらわれた横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=ら被害者や、救出活動に奔走する家族の闘いを描いた映画「めぐみへの誓い」の完成披露記者会見が8月24日、東京都千代田区の憲政記念館で開かれた。今年に入ってめぐみさんの父、滋さん(享年87)ら家族が相次いで亡くなっており、出演者らは作品を通じた、めぐみさんらの早期帰国実現を誓った。

 

作品は、平成22年から各地で上演されてきた同タイトルの演劇を映画化したもの。めぐみさんや昭和53年に連れ去られた田口八重子さん(65)=拉致当時(22)=ら被害者の北朝鮮での苦境や、日本国内で必死に協力を呼び掛ける家族の苦闘など拉致問題の残酷さを描いた。

 

滋さんを演じた原田大二郎さん(76)は会見で、「訃報が飛び込んできて目の前が真っ暗になった」と滋さんの死去に触れ、「滋さんとのご縁でこういう役をやらせていただいた。これから滋さんの代わりに、僕のできることはやっていかなきゃいけないと強く感じた」と話した。

 

出演者らは拉致被害者奪還への強い思いを披露した。めぐみさん役の菜月さん(20)は「一日でも早く、北朝鮮に拉致された人みんなが日本に帰ってきてほしい。この映画がその一歩になったらいいと強く思っている」。野伏翔(のぶし・しょう)監督は「人間の自由、家族の絆の大切さを感じる映画になっている。それを断ち切ることは誰にも許されないということを強烈に感じてほしい」と語った。

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会見前の試写会には、昭和53年に拉致された増元るみ子さん(66)=拉致当時(24)=の弟、照明さん(64)が駆けつけた。作品鑑賞後、照明さんは「船倉に閉じ込められるシーンなどリアル感があった。めぐみちゃんと同じ目にあったのではないかと姉のことを考えた。被害者を取り戻せていない今の日本は安全ではない。日本人の手で被害者を取り戻してもらいたい」と話した。

 

制作にあたり、クラウドファンディングなどで資金を募り、これまでに約6400万円が集まった。今後は出資者対象の試写会を各地で開き、来春をめどに劇場公開とインターネットでの配信を目指している。

 

 

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