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南極のペンギン、温暖化で大繁殖か 極地研予測

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地球温暖化で海氷が減少すると、南極の代表的なペンギンである「アデリーペンギン」が繁殖しやすくなることを、国立極地研究所の研究チームが突き止めた。南極の海氷面積は今世紀中に3分の2に減少するとみられるため、大繁殖する可能性があるという。

 

体長約70センチ、体重4キロ程度の中型ペンギンで、南極大陸に約1000万羽生息。氷の割れ目から海に潜り、小さな甲殻類のオキアミや魚などを捕食している。

 

チームは南極の氷が厚い地域で175羽にビデオカメラなどを付け、行動を記録。2010~17年の繁殖状況を比べたところ、海氷がほとんどなかった年の体重は、氷がある年に比べ5~17%増加。巣立ちまで成長したひなの数も1.1~2.5倍に増えた。海に潜る際に氷の割れ目を探す必要がなく、行動範囲が広がり餌が捕りやすくなったためだ。

 

南極同様に氷が減っている北極でも、氷上で狩りをするシロクマが危機に陥る一方、餌となるアザラシなどは危機が減ったと指摘される。チームの渡辺佑基准教授は「温暖化は生物に危機をもたらす印象が強いが、必ずしもそうではない」と話している。

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