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【JAPAN Forward 日本を発信】響け日英ハーモニー

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JAPAN Forward Streams The King’s Singers’ ‘Finding Harmony in Japan’ Starting October 24

 

(ザ・キングズ・シンガーズの「ファインディング・ハーモニー・イン・ジャパン」オンライン公演 JAPAN Forwardが10月24日から配信)

 

英語ニュース・オピニオンサイト「JAPAN Forward」(JF)が、「アカペラの王様」と呼ばれる英国の男声アンサンブル「ザ・キングズ・シンガーズ」(TKS)のオンライン日本公演を急遽(きゅうきょ)、開催することになった。公演は24日にスタートし、1週間、ネットで視聴できる。

 

そのニュースを伝えたのが、上の英文(日本語訳)記事だ。JFは、これ以外にもTKSとのインタビューを、ポッドキャスト(音声)や記事で配信している。

 

TKSは英王室とゆかりが深く、グラミー賞を2回、エミー賞も受賞し、英国の権威、グラモフォン誌の殿堂入りアーティストにも選ばれている。なぜ、そんなアーティストの公演を、JFが配信することになったのか。

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「ファインディング・ハーモニー(調和の探求)」―。TKSは、こう銘打った新しいプロジェクトを終戦75年の今秋、広島からスタートさせ、世界に広げる計画を温めていた。ところが、新型コロナウイルスの感染拡大でプロジェクト第1弾の来日公演は中止。それでも、TKSは諦めずにオンライン公演の可能性を探った。

 

「ファインディング・ハーモニー・プロジェクトの最初のテーマは、Heiwa(平和)。原爆投下や東日本大震災を乗り越えた日本からどうしてもスタートさせたかった。コロナ禍だからこそ、ハーモニーを見つける努力も必要だ」

 

TKSの熱意に、JFとヤマハ・ミュージック・ヨーロッパが支援を表明。在英国日本大使館のほか、産経新聞社、一般社団法人・日英協会、(株)テンポプリモ、(株)コーラス・カンパニー、日英音楽協会が協力し、「日英文化季間」の公式イベントとしてオンライン公演を行うことが急遽決まった。わずか1カ月前のことだ。

 

公演では、日本人の作曲家、木下牧子、土田英介の両氏がこのプロジェクトのためにそれぞれ書き下ろした新作「あしたのうた」と「広島の女の子」の2曲がお披露目されている。いずれも世界初演である。

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さらに、「ふるさと」や「ねむの木の子守歌」(上皇后美智子さま作詞)、武満徹作曲「手づくり諺(ことわざ)」など、日本の曲から欧米のポップミュージックまで全13曲が演奏されている。

 

母親が日本人であるTKSのジュリアン・グレゴリーさん(テナー)はオンライン公演に先立ち、JFとのインタビューで、今回の公演で特に好きな2曲に、「君が代」と、クイーンの「シーサイド・ランデブー」を挙げた。

 

TKSは昨夏、令和の到来を祝う一晩だけの奉祝特別演奏会を東京で開催した際も、高円宮妃久子さまが臨席される中、冒頭で「君が代」を演奏した。

 

「『君が代』には政治的な理由から議論もあるが、音楽には人々を団結させる力があります。私たちは、プラスのものを生み出す音楽の力を信じています」。グレゴリーさんは、力強くこう語った。

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「和を以(もっ)て貴しと為(な)す」とは、聖徳太子の十七条憲法第1条の言葉である。混沌( こん  とん )とする世界に、TKSはどんな日英のハーモニーを響かせるのか―。「和」の価値と音楽の力を信じるTKSの挑戦を、JFは応援していきたい。

 

(JAPAN Forward編集部)
 

■TKSオンライン日本公演
主催・JAPAN Forward、後援・産経新聞など。公演時間は約50分。10月31日午後5時まで、スマホやPCで、何度でも視聴することができる。視聴券は、3000円(税込み)。イープラス「ザ・キングズ・シンガーズ ファインディング・ハーモニー・イン・ジャパン オンライン日本公演」から。

 

 

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※「日本を発信」シリーズは、産経新聞のオピニオン面に掲載された記事を転載しています。

 

 

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