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An autonomous robot delivering food uses the crosswalk to cross the street as it demonstrates its skill to the press in central Tokyo on March 5. (© Sankei by by Kanata Iwasaki)
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料理宅配サービスを展開するウーバーイーツジャパンは5日、歩道を自動走行するロボットによる配送サービスを東京・日本橋エリアで6日から開始すると発表した。ウーバーのロボット配送サービスは米国に続き2カ国目。まずは都心部でサービスを拡大し、将来的には配達する人が不足している地域や過疎地域での展開も視野に入れている。
ウーバーイーツジャパンと三菱電機、米スタートアップ企業のカートケンは5日、東京都内で記者会見を開き、東京・日本橋でロボットを使ったデモ走行を実施した。実際にとんかつ店からオフィスビルまで弁当を配達した。
このサービスはカートケンが開発した人工知能(AI)を搭載したロボットを三菱電機が日本仕様に適合させ、ウーバーのアプリを使って利用できる。ロボットは長さ71センチ、幅46センチ、高さ60センチで最大20キログラムまで運ぶことができる。時速は最大約5キロ。
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ウーバーによると、通行人が近づくとロボットは一時停止する。専用オペレーターが常時監視し、緊急時には救急・警察に通報し、待機スタッフが急行する仕組みとなっている。
6日からサービスを開始する日本橋エリアでは協力加盟店のみ対応する。今後は都心部で拡大する。
今回のサービスについて、ウーバーイーツジャパンでマーケットオペレーションディレクターを務めるアルビン・ウー氏は「2024年問題など人手不足を補完するシステムとして、重要な部分を占める」との考えを示した。
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筆者:黄金崎元(産経新聞)