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INTERVIEW | A Visit to Yasukuni Shrine is a Prayer for Lasting Peace — LDP’s Eriko Yamatani

 

(「靖国参拝は恒久平和への祈り」 自民党の山谷えり子議員が語る)

 

この夏は、終戦75年の節目に当たる。しかし、中国・武漢発の新型コロナウイルスが蔓延(まんえん)し、世界は、混沌(こんとん)と不安の中にある。

 

そのコロナ禍と猛暑の中でも、炎天下の靖国神社参道には2万4000以上もの人が2時間待ちの列をつくった。大戦で犠牲となった310万人の冥福を静かに祈り、平和を願う姿は心を打つ光景だった。

 

英語ニュース・オピニオンサイト「JAPAN Forward」(JF)はこの夏、靖国神社についての記事を2つ掲載した。

 

上の英文(日本語訳)はその一つ。8月18日にJFに掲載された記事の見出しである。戦争を知らない世代のイタリア人記者、アリエル・ブゼットさん(26)が15日の終戦の日に靖国神社をルポした。

 

参拝者には、現職閣僚4人や国会議員たちもいた。その一人、国家公安委員長や拉致問題担当相、海洋政策・領土問題担当相などを歴任した山谷えり子参院議員(自民党)に、記者は靖国神社で話を聞いた。

 

山谷議員は、靖国神社が国のために命をささげた方々への尊崇と感謝、そして平和を祈る場所であると何度も語った。

 

そのうえで、中国政府が日本政府公人の靖国参拝に反対していることについては、「内政干渉で、極めて政治的な動きだ」と反論。「靖国神社は明治時代、国のために亡くなられた方々を祀(まつ)るためにつくられた神社。『戦争神社』などという英語もあるが、それは大間違い。国靖かれと、平和を祈るための神社だ」と強調した。

 

外国人にも、「お参りしていただければ、それを感じていただけると思う」と力説した。

 

一方、神社から通りを挟んで目と鼻の先にある千鳥ケ淵戦没者墓苑には、安倍晋三首相が献花に訪れた。だが、参列者の数よりも多い取材陣と警備要員ばかりが目立っていた。

 

次いでJFは23日、米ジョージタウン大学、ケビン・ドーク教授のインタビュー記事「靖国神社に反対することは、米国で起きている文化衰退の道を進むことだ」を掲載した。

 

米国では黒人暴行死事件を機に、急進的な左派勢力が差別主義解消を名目に建国の父の像を引き倒すなど、自国の歴史を否定する運動が台頭している。

 

ドーク教授は、「靖国神社を国家主義、帝国主義の象徴として嫌悪する左派勢力が、千鳥ケ淵戦没者墓苑のような無宗教の追悼施設を靖国神社の代わりに設立することに成功すれば、それは日本の文化的、歴史的な継続性を崩壊させ、全く新しい国を作り上げる過程の始まりとなる。米国のアナキストたちは、それを自国で目指している」と警鐘を鳴らした。

 

首相と天皇陛下が靖国を参拝しない現実はまさに、現代日本のねじれを如実に示す。一方、隣国、中国は知的財産を盗み、軍事力を強化し、日本の領土、尖閣諸島奪取をもくろみ、自由と民主主義を抑圧する覇権国家の道を邁進(まいしん)する。

 

「安倍首相の謝罪なき75年目の終戦」(AP)と、いまだに伝える外国メディアもある。日本のこの現実は誰を利するのか。連綿と続く靖国参拝が、なぜ日本、そして世界に重要なのか。JFはこれからも、世界に発信していきたい。

 

(JAPAN Forward編集部)

 

 

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※「日本を発信」シリーズは、産経新聞のオピニオン面に掲載された記事を転載しています。

 

 

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