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[Kosei Inoue’s Judo Story] What it’s Like Being National Coach in the midst of COVID-19

 

(【井上康生の柔道物語】コロナ時代に日本代表監督を務める意味)

 

英語ニュース・オピニオンサイト「JAPAN Forward」(JF)は政治や外交、経済・ハイテクのほか、伝統文化やエンタメ、スポーツなど多種多様な「日本」を毎日、世界に発信している。

 

JFは1日当たり平均4本の記事を掲載。最近は、毎月120本ほどの記事や動画、音声のコンテンツを配信している。いったい、どんな記事がJFで読まれているのだろうか。

 

9月に最も読まれた記事の一つが、上の英文(日本語訳)記事である。

 

2016年リオデジャネイロ五輪、柔道男子全階級でメダル獲得へ導いた日本代表監督の井上康生氏(42)が、新型コロナで1年延期された東京五輪に向けた覚悟を語った。今年8月20日に掲載された連載の第1話だ。9月18日、第14話が配信されて連載は終了した。

 

日本のお家芸である柔道だが、2012年ロンドン五輪では、日本男子は史上初めて金メダルなしに終わった。連載は、そんな屈辱の中、「柔道王国ニッポン」の復活にかける井上氏の思いを、本紙運動部の田中充記者がインタビュー。

 

絶体絶命と思われる大ピンチや挫折の中、不断の努力によって栄光を手にした井上氏が想定外の強敵コロナとどう闘い、何を目標に東京五輪に挑むのか、掘り下げた。本紙の連載「話の肖像画」を翻訳し、再編集したものだ。

 

世界から注目される柔道男子日本代表監督の胸の内が英語で発信されたのは初めて。記事が読まれた理由かもしれない。

 

田中記者は「取材は5時間近くに及んだ。海外でぜひ読んでほしいという井上監督が協力をしてくれて、その後もコロナのため電話で追加取材させていただいた。世界で読まれたのは本当にうれしい。今後も日本の柔道を世界に伝えていきたい」と語った。

 

長年、日本をベースに活動してきた米国人のベテラン・スポーツ・ジャーナリスト、エド・オウデブン氏が今年5月にチームに加わり、JFのスポーツニュースは質も量も格段にアップしている。

 

フィギュアスケートの羽生結弦やテニスの大坂なおみ、野球の大谷翔平、バスケットボールの八村塁ら世界的な選手たちはもちろん、あまり光が当たらない日本人選手たちにも注目し、相撲など日本のスポーツとその文化の魅力も毎週2回、コラム記事などで発信している。

 

「トルネード投法」と呼ばれる独特なフォームから繰り出されるフォークなどで三振を量産し、日米の野球ファンを熱狂させた野茂英雄さんをふり返る【ノモマニア】も連載中だ。オピニオン記事では「王貞治は米国『野球殿堂』入りの資格あり」と主張した。

 

オウデブン氏は「多種多様なスポーツで、日本に関わる主要なニュースをカバーしながら、ユニークで、魅力あるオリジナル記事の発信に努めている。JFは創造力を刺激されるメディアだ。チームに加われて幸せだ」と話している。

 

コロナの時代、スポーツの世界も苦悩しながら試行錯誤を繰り返す。JFは来年に延期された東京五輪に向け、日本の底力、そして人々に勇気を与えるスポーツの力を信じ、挑戦し前進する日本の姿を世界に伝えていきたい。

 

(JAPAN Forward編集部)

 

 

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※「日本を発信」シリーズは、産経新聞のオピニオン面に掲載された記事を転載しています

 

 

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