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5月5日の「こどもの日」を前に、ダイビングスポットとして知られる本州最南端の和歌山県串本町沖に4月28日、赤や青、オレンジなど色とりどりの「海中こいのぼり」が設置された。潮の流れに揺られてゆったり舞い泳ぐ姿が、ダイバーを楽しませる。5月8日まで。
暖かい黒潮の影響でさまざまなサンゴが群生する串本の海をPRしようと、地元のダイビング事業組合が主催する恒例イベント。串本町潮岬沖約200メートル、水深約10メートルの海中の岩場にロープを張り、1・5~5メートルのこいのぼりをつないだ。地元で漁が盛んなカツオとマグロののぼりも含め、15匹が泳ぐ。
組合の谷口勝政さん(42)は「関西では水温が高く、魚種が豊富。最近も珍しいホウセキカサゴが見つかった。ぜひ串本の海を楽しんでほしい」と話した。