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High school students at the JASM booth, a subsidiary of TSMC, on February 28 in Mashiki, Kumamoto Prefecture. (©Kyodo)
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半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が工場を建てた熊本県で2月28日、大規模な半導体展示会が初めて開かれた。県内外から約270の企業・団体が出展。2千人を超える地元の高校生を招待し、集積が進む関連産業の担い手の確保も目指す。
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県が益城町で「くまもと産業復興エキスポ」を主催した。TSMCの工場を運営する子会社JASMやソニーグループなどに加え、台湾企業も参加。中小企業と商談会を開いたほか、生徒に事業内容を説明するブースを設けて業界の魅力発信に取り組んだ。
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約1万人の来場者を見込んでおり、うち2割が高校生となる。ソニーグループのブースで自動運転のシミュレーターを体験した阿蘇中央高2年の藤本蓮くん(17)は「半導体は将来もっと使われるようになるし、世界に貢献できる。半導体業界に就職しようと思う」と話した。