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京都市東山区の三十三間堂で15日、晴れ着姿の20歳の男女が弓道の腕前を競い合う新春恒例の大的全国大会が開かれた。江戸時代に武士が、本堂の軒下で射通した矢の数を競った「通し矢」にちなむ行事。全国から集まった約1600人が、60メートル先の的に次々と矢を放った。
京都市北区に住む京都産業大2年山田まりんさん(20)は「二十歳になったことを実感できた。みんなで弓を引けてうれしい」と笑顔で話した。
京都府弓道連盟が主催。昨年4月施行の改正民法で成人年齢が18歳に引き下げられたが、従来通り2022年度に20歳となる男女を参加資格とした。