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世界遺産・興福寺は平城遷都(710)にともない、現在の場所(奈良市登大路)に移築され1300年の時を重ねています。境内地約2万5千坪を有し、伽藍には五重塔・東金堂・北円堂・三重塔(いずれも国宝)が建ち、国宝指定の仏像彫刻18件を所蔵する古刹です。
令和アカデミー倶楽部JAPAN Forward 時事講座 文化編では、興福寺のあゆみと守り伝えられた伽藍や尊像についてお話しするとともに、令和五年度から着工した五重塔修理についても触れていきます。
11月15日(水)19:30~の第4回は鎌倉時代篇その2。
2018年、南円堂安置の四天王像(康慶作)が 国宝指定を受けたことにより、興福寺はは日本一国宝仏像彫刻(18件)を所蔵する寺院となり ました。18件のうち12件の国宝が鎌倉時代の造像であるのは、平重衡による南都焼討ち後、慶派一門が復興事業に携わったことが大きく影響しています。康慶は南円堂、運慶は西金堂や北円堂の造仏を担当しました。今回は、親子であり師弟関係でもある康慶・ 運慶に焦点をあててお話します。
対面・オンラインのハイブリッド開催です。オンラインは7日間、アーカイブ視聴ができます。お申込みは令和アカデミー倶楽部の以下のリンクから。
対面(定員20名)
https://reiwa-academyclub.jp/course/post/2917/
オンライン
https://reiwa-academyclub.jp/course/post/2918/
■辻明俊(常如院住職/興福寺執事長兼境内管理室長)
2000年に興福寺入山。2004年から広報・企画事業などに携わり、現在に至る。2011年、一生に一度しか受けることを許されない「竪義加行」を成満。2012年に興福寺・常如院住職を拝命。2023年4月、興福寺執事長(兼境内管理室長)に就任。1977年12月27日生まれ(出身地:奈良県)
2000年 大谷大学卒業(文学部仏教学科)
2000年 興福寺入山
2004年 広報・企画事業などに携わり、現在に至る
2011年 興福寺竪義加行成満
2012年 興福寺子院・常如院住職/興福寺録事
2014年 興福寺庶務執事
2017年 興福寺境内管理室長
2023年 興福寺執事長/教学執事
【著書】
『お坊さんに聞く108の智慧』(共著 藝術学舎) 平成29年
『興福寺の365日』(単著 西日本出版社)令和2年