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「iPhone(アイフォーン)の基本ソフト(OS)のようなものです。車の中で機能ごとにバラバラだったものがOSの上にのる」。東京モーターショーを衣替えした「ジャパンモビリティショー」で10月27日に行われた討論会。参加したトヨタ自動車の佐藤恒治社長から、次世代の電気自動車(EV)についてこんな言葉が飛び出した。米アップルのスマートフォンづくりとの共通点、そこにEV市場での巻き返しを狙うトヨタの戦略が浮かび上がる。
車がドライバー好みに
佐藤氏がアイフォーンのOSに例えたのは、トヨタが2026年以降に投入する次世代EVの開発基盤となる独自の車載OS「アリーン」だ。
筆者:池田昇(産経新聞)