Inbound Events 001

A Harajuku Kawaii Tour with a guide dressed in Lolita fashion (©Sankei by Ikue Mio)

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新型コロナウイルスの感染法上の分類が5類に移行して5月8日で1年。円安も後押しし、国内の観光地には訪日外国人が押し寄せている。しかし、かつてのインバウンドの象徴〝爆買い〟は今や昔。日本の歴史や文化、ファッションを実際に体験したいという訪日客が増えている。コロナ後の日本観光は、〝モノ〟から〝コト〟へと変化する観光客需要に応える体験プログラムがクールでホットらしい。

 

 

原宿で〝カワイイ〟体験

 

ロリータファッションのガイドと東京・原宿の〝カワイイ〟お店を巡ることができる「原宿カワイイツアー」。イギリスから訪れた、ビンハムさん夫妻は、インターネットで購入したロリータファッションに身を包み、若者文化の街を楽しんだ。

 

ふわふわもちもち感触のグッズが並ぶ「MOOOSH SQUISHY 原宿店」を訪れた参加者(三尾郁恵撮影)

 

お祭り気分

 

和太鼓を楽しめる移動式のプログラム「夢アカデミー/夢蔵MUSASHI 和太鼓教室」。この日は東京都墨田区で開かれ、ツアー会社「culture trip」の日本ツアーに集まった米国人やドイツ人計8人が参加。法被を着て初めての和太鼓演奏を満喫した。

 

和太鼓の演奏体験を楽しむ参加者(三尾郁恵撮影)

 

サムライになる

 

東京・町田にある戸山流本部道場で行われている「サムライトレーニング」。居合や抜刀の体験を求めて、毎月100人以上の訪日外国人が訪れる。参加者は稽古着に着替え、日本刀の扱いを習い、試し斬りまで実践。ドイツから訪れたカチャ・リンデンガーさんは「日本文化を学べる特別な経験がしたくて参加しました」と目を輝かせた。

 

わらの試し斬りに挑戦する参加者(三尾郁恵撮影)

 

くノ一と巡る上野・浅草

 

元アイドルの渡辺まいりさんが「くノ一」姿で穴場的名所を案内する上野・浅草ツアーも人気だ。観光客で混雑する雷門や浅草寺ではなく、浅草寺の本尊となっている観音様が示現した地に建つ駒形堂などを巡る。ツアー終盤のカラオケ体験も盛り上がるという。

 

上野の桜の由来などを解説する渡邉まいりさん(三尾郁恵撮影)

 

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