~~
米大手の野球用品メーカーがこのほど、打者のスイングを科学的に分析する施設を東京都内にオープンした。データを測り、個々人に合った重さや長さのバットを提案するサービス。大谷翔平(ドジャース)のチームメートで最優秀選手(MVP)に輝いたこともあるムーキー・ベッツも、米国内の施設を毎年訪れているという。
6月中旬。日本ハムやオリックス、阪神で活躍した糸井嘉男さんがオープニングイベントで体験し、驚きの声を上げた。体に機器を取りつけて打撃を行い、打球速度や筋肉の動きを計測。結果に基づいて最適と示されたバットに握り替えると、打球速度が5マイル(約8キロ)も上がった。
「5マイルは相当すごい。数値を知ることは大事だと改めて思った」と効果を実感。同席した元大リーガーのマック鈴木さんもデータへの意識は激変したと指摘し、その違いは「リトルリーグとメジャーリーグくらい」と表現した。