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ロックは、音楽のジャンルではなく生き様だ!
日本最大規模のバンドコンテスト「MIND・ROCK・AWARD 2024」が9月7、8の両日、神奈川県横須賀市で開かれた。コンテストに応募してきたのは、北は北海道から南は沖縄までの203バンド・アーティストたちだ。このうち選抜された17バンドが横須賀市の最終審査で演奏を披露した。
最優秀バンドは、横須賀ロックンロール大使に任命され、11月4日の横須賀芸術劇場で開かれるライブのメインアクトを務めることができる。
横須賀市は米軍基地があり、アメリカ文化の影響を色濃く受けてきた。その横須賀市はいま、「音楽・スポーツ・エンターテイメント都市」を目指している。
今年で2回目の開催となった。人生を重ねてもチャレンジ精神に満ちた「マインドがロック」を感じられるバンド・アーティストで、本人、もしくはメンバーの誰かが40代以上を応募の条件にした。
ロックを街の変革と活性化に利用する
会場では、ドラムの大音量が鳴り響き、盛り上がった。ギター1本でシャウトする女性ミュージシャンもいた。
審査後には、ゲストとして上地克明市長のバンドも演奏を披露。ミュージシャンだった上地市長が踊りながら歌い、拍手喝采を浴びていた。
SMAPなど多くの日本のアイドルのプロデューサーを務めた審査員、野澤孝智さんは「自治体の公募でこれだけのバンドが参加することは珍しい。回を重ねていくことが大きな力になる」と話した。
上地市長は「最初は、自治体がなぜロックなのかと批判はありましたが、音楽はあくまでツール。この街をロックで変えていきたい」と話していた。
一方、世界的ドラマーのテリー・ポジオ氏はビデオメッセージで、自らの名前がついたベストドラマー賞を発表した。
米軍基地がある町として、アメリカ文化のシャワーを浴びてきた自治体ならではのイベントになっていた。
著者:杉浦 美香(写真撮影も)