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「『鬼滅の刃』柱展」の会場の様子。9人の「柱」たちが大グラフィックと文章や映像を通して多面的に展示されている =東京都中央区、鈴木健児撮影(Ⓒ吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable)

人気コミック・アニメ「鬼滅の刃」の登場人物をテーマにした展覧会「『鬼滅の刃』柱展 ~そして無限城へ~』が11月2日、「CREATIVE MUSEUM TOKYO」(東京都中央区)で開幕した。会場は、再開発が進む東京駅周辺エリア「京橋」で、アートとビジネスの新拠点を目指し2日に開業した「TODA BUILDING」(東京都中央区)の6階にオープンした美術館。

柱「言葉」エリア。作中の柱たちの言葉を音声コンテンツで楽しめる

柱とは、全ての鬼の始祖・鬼舞辻無惨と千年の長きに渡り戦ってきた鬼殺隊の思いをつなぐ最高位の9人の剣士。水柱・冨岡義勇、蟲柱・胡蝶しのぶ、炎柱・煉獄杏寿郎、音柱・宇髄天元、霞柱・時透無一郎、恋柱・甘露寺蜜璃、風柱・不死川実弥、蛇柱・伊黒小芭内、岩柱・悲鳴嶼行冥で、いずれも作品中で重要な役割を担っている。

展覧会は柱の9人にフォーカスし、それぞれの個性や思いに焦点を当てて多面的に紹介している。5年間のアニメ放送で描かれた柱たちの姿を約1200平方メートル、天高5mの大空間で立体的に展示。約1000枚の原画からは、「柱」の存在をより深く感じることができる。

柱「表情」エリア。1000枚以上の原画に包まれる空間で、柱たちの表情をやその時々の感情を視覚で体感できる
柱「表情」エリア。柱たちの表情をやその時々の感情を視覚で体感できる

また館内のカフェでは9人の柱をイメージしたメニュー9品を各1890円(税込)で楽しむことができる。

カフェで提供される柱のコラボメニュー「煉獄杏寿郎(ラクサ風味パスタとさつまいもとミモレットチーズむすび/ドリンク/パフェ/ボトルドリンク)」
柱「身体」エリア。等身大の柱たちが並ぶグラフィックと、各柱の日輪刀の柄(つか)の部分を再現(Ⓒ吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable)

「鬼滅の刃」は、吾峠呼世晴の漫画作品が原作。集英社ジャンプコミックス1巻~23巻で累計発行部数1億5000万部を突破した。テレビのアニメ番組は、令和元年(2019年)に「竈門炭治郎 立志編」がスタートし、これまで5期にわたって放送された。今年5月~6月の「柱稽古編」の放送終了後、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編」の制作が発表され、話題を集めている(公開時期は未発表)。「『鬼滅の刃』柱展」は2025年3月2日まで

柱「身体」エリア。各柱の日輪刀の柄の部分を再現。実際に握って体感することができる(Ⓒ吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable)
ショップエリアで販売される、柱たちが描かれた大判マスキングテープ(各770円)

筆者:鈴木健児(産経新聞)

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