青森県津軽地方の冬の風物詩として知られる津軽鉄道の「ストーブ列車」が今冬の運行を始めた。
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青森県津軽地方の冬の風物詩として知られる津軽鉄道(五所川原市)の「ストーブ列車」が12月1日、今冬の運行を始めた。石炭を使う昔ながらの「だるまストーブ」で暖められたレトロな客車が、師走に入り一段と冷え込んだ津軽平野を走り抜けた。運行は来年3月末まで。
この日は津軽五所川原駅で出発式が開かれ、一番列車が正午に発車。乗客は沿線の景色を眺めたり、写真を撮ったりして楽しんだ。ストーブの上であぶって食べる車内販売の名物「するめ」を購入し、地酒で乾杯する姿もあった。
宮城県松島町から旅行で訪れた斎藤ゆかりさん(58)は「車内がノスタルジックで懐かしい感じがする。ここで食べるとするめもひと味違います」と舌鼓を打っていた。
列車は1日2~3往復で、津軽中里駅(中泊町)までの約20キロを片道40~50分で走る。ストーブがある車両に入るには通常運賃に加え千円の別料金がかかる。
(産経新聞)
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