豪海軍が導入を計画する新型汎用フリゲート艦の共同開発国の最終候補に日本が残った。1兆円を超える大型案件をドイツと争う。
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海上自衛隊の護衛艦「FFM」(もがみ型)

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オーストラリア海軍が導入を計画する新型汎用(はんよう)フリゲート艦の共同開発国の最終候補に日本が残った。海上自衛隊の最新鋭護衛艦「FFM」(もがみ型)をベースとすることを想定し、1兆円を超える大型案件をドイツと争う。オーストラリア海軍との共同開発をめぐっては、過去に潜水艦の受注競争に敗れた苦い経験があり、今回は官民一体となって受注の獲得を目指す。

兵士不足に対応の日本

オーストラリアのマールズ副首相兼国防相は11月25日、同国海軍が導入を計画する新型艦の共同開発相手の最終候補として、4カ国の中から日本とドイツに絞り込んだと発表した。韓国とスペインは候補から外れた。

マールズ氏によると、計画では老朽化したフリゲート艦に代わる新型艦を11隻配備する。総額は111億豪ドル(約1兆1300億円)に上り、「第2次大戦以来最大」(マールズ氏)の艦船増強計画となる。11隻のうち3隻を先に共同開発国で生産し、残りをオーストラリア国内で建造する。2029(令和11)年の納入開始を見込む。

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筆者:小沢慶太(産経新聞)

2024年12月12日産経ニュース【外交安保取材】より

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