最新のレーシングカー「GEN3 EVO」は加速力が向上し、発進から時速60マイル(時速96.5キロ)までわずか1.82秒で到達する。
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新型車両「GEN3 EVO」=2月10日午後、東京都庁(酒井真大撮影)

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5月に東京・有明で開催される電気自動車(EV)の世界的レース「Tokyo E-Prix(イープリ)」に向けて、最新のEVレーシングカー「GEN3 EVO」が2月8日、東京都庁で披露された。

このレースは、国際自動車連盟(FIA)が主催する世界選手権「フォーミュラE」シリーズの一戦。フォーミュラEが10シーズン目を迎えた昨年、東京で初開催され、今年は2回目となる。

新型車両「GEN3 EVO」の運転席(酒井真大撮影)
エンジンがないためマフラーも装着されていない。タイヤは空気抵抗を最小化するデザインになっている(酒井真大撮影)

出場する車両はF1マシンと似た形状だが、エンジンは搭載していない。燃料は使用せず電気のみで走行する。

最新のレーシングカー「GEN3 EVO」は加速力が向上し、発進から時速60マイル(時速96.5キロ)までわずか1.82秒で到達。イベントに登壇したフォーミュラEのジェフ・ドッズCEOは「四輪駆動になり、これまでにないスピードになっている。F1と比べても加速性能は30%上回る」とアピールした。

取材後、新型車両「GEN3 EVO」と写真撮影に応じるフォーミュラEのジェフ・ドッズCEO(酒井真大撮影)

小池百合子東京都知事は「お腹に音や振動が伝わってくるレース。最高峰のレースが目の前で見られることがエキサイティング。みんなで盛り上げていきましょう」と呼び掛けた。

大会は5月17日と18日の2日間、東京ビッグサイト周辺の特設サーキットで行われる。

新型車両「GEN3 EVO」のリアタイヤ(酒井真大撮影)

筆者:酒井真大(産経新聞)

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