交通機関などでは、AIを使って落とし物を捜し、返却場所を案内するサービスを導入している。

AIを使って落とし物を捜すサービスの問い合わせ画面(ファインド提供)
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AI(人工知能)を使って落とし物を捜し、返却場所を案内するサービスを交通機関などが導入している。落とした場所や落とし物の特徴が正確に分からなくても、AIが可能性の高い物を選別。京王電鉄(東京)では返却率が1割以下から3割に上がった。落とし物を管理する職員の負担も軽減。札幌市交通局や羽田空港のほか、警視庁や大分県警も一部利用するなど、約30の組織が約2300カ所の駅などで活用する。
写真から特徴を文字に
サービスを提供しているのはITベンチャーのファインド(東京)。落とし物が届けられると、交通機関や公共施設の職員がタブレットで撮影。ファインドのAIが色や形などの特徴を文字にし、写真とともにデータベースに保存する。
落とし物の問い合わせはLINE(ライン)などで受け付ける。落とし主は紛失場所や落とし物の特徴、写真を入力。写真がないときはイラストから落とし物に近いものを選択して知らせる。英語や中国語、韓国語でも対応する。
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