海上自衛隊が海自横須賀基地で最新鋭のもがみ型護衛艦を報道陣に公開した。従来型護衛艦の半数以下の約90人で運用でき、水上戦をはじめ、機雷掃海や対潜水艦戦などさまざまな任務に対応できるのが特徴。
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報道公開された海上自衛隊の最新鋭護衛艦「くまの」。特徴的な通信アンテナ「ユニコーン」を艦上部に搭載している=4月23日午後、海自横須賀基地(竹之内秀介撮影)

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海上自衛隊は4月23日、海自横須賀基地(神奈川県横須賀市)で最新鋭のもがみ型護衛艦(FFM)を報道陣に公開した。

護衛艦「くまの」の食堂。省スペースのため、幹部も曹士も同じ空間で食事をとる=4月23日午後、海自横須賀基地(竹之内秀介撮影)

従来型護衛艦の半数以下の約90人で運用でき、水上戦をはじめ、機雷掃海や対潜水艦戦などさまざまな任務に対応できるのが特徴。政府は護衛艦の輸出に取り組んでおり、性能の高さをアピールしたい考えだ。

護衛艦「くまの」の艦橋。従来型護衛艦の半数の人員で運用できるのが特徴だ=4月23日午後、海自横須賀基地(竹之内秀介撮影)

公開されたのは、もがみ型2番艦の「くまの」。突起物が少なく、ステルス性を高めた外観を採用。デジタル化を徹底し、武器や艦内設備を戦闘指揮所(CIC)から遠隔操作できる。もがみ型はこれまで6隻就役しており、将来的に計12隻態勢を目指す。

護衛艦「くまの」の通路。艦自体がコンパクトなサイズのため、従来の護衛艦よりも幅が狭い=4月23日午後、海自横須賀基地(竹之内秀介撮影)

日本はオーストラリア海軍が導入する新型艦の最終候補にドイツとともに選ばれている。日本はもがみ型の能力向上型をもとに共同開発する案を提示している。

護衛艦「くまの」に搭載されている水中無人機。機雷を探知する役割を担う=4月23日午後、海自横須賀基地(竹之内秀介撮影)

(産経新聞)

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