第2期トランプ米政権誕生122日となる5月21日、日本製鉄のUSスチール買収について、対米外国投資委員会の再審査の結果が報告された。これを受けトランプ氏は6月5日までに最終判断をすることになり、結果が注目される。

米鉄鋼大手USスチールの工場=2024年10月、米ペンシルベニア州(AP=共同)
This post is also available in: English
日鉄・USスチール再審査
第2期トランプ米政権誕生122日となる5月21日、日本製鉄(日鉄)のUSスチール買収について、対米外国投資委員会(CFIUS)の再審査の結果が報告された。これを受けトランプ氏は6月5日までに最終判断をすることになり、結果が注目される。
トランプ氏はこれまで買収阻止の意向を示してきた。2月の日米首脳会談では、石破茂首相との共同記者会見で「買収ではなく投資」という形にとどまった。日鉄はUSスチールの完全子会社化を崩しておらず、水面下でトランプ政権の説得を続けている。
筆者:加藤康子(元内閣官房参与)
◇
2025年5月20日付産経新聞【正論】より
This post is also available in: English