米ホワイトハウスは、各国・地域に課す「相互関税」の新たな税率を発表。関税協議で合意した日本や韓国、EUには15%を適用するなど、10~41%を課すと表明した。
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ホワイトハウスで演説するトランプ米大統領=7月31日、ワシントン(ロイター=共同)

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米ホワイトハウスは7月31日、各国・地域に課す「相互関税」の新たな税率を発表した。関税協議で合意した日本や韓国、欧州連合(EU)には15%を適用するなど、10~41%を課すと表明した。トランプ米大統領が税率変更を記した大統領令に署名。署名から7日後に適用するとした。

米国の関税措置に関する総合対策本部で発言する石破茂首相(左)。右は赤沢亮正経済再生担当相=7月25日午前、首相官邸(松井英幸撮影)

最高税率はシリアに対する41%。ミャンマーやラオスは40%とした。インドが25%、台湾は20%となった。

ホワイトハウスが発表した文書によると、特定の税率を個別に指定されなかった国々に対しては10%を課す。

一方、合成麻薬の米国への流入防止を求めて発動した関税措置を巡り、協議で合意に達しなかったカナダに対しては、税率を現行の25%から35%に引き上げた。

筆者:塩原永久(産経新聞ワシントン支局)

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