茨城県沖の太平洋で訓練中だった航空自衛隊百里基地所属のF2戦闘機1機が墜落。搭乗していたパイロット1人が緊急脱出した。

航空自衛隊のF2戦闘機=2023年1月、茨城県の空自百里基地
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8月7日午後0時35分ごろ、茨城県沖の太平洋で訓練中だった航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)所属のF2戦闘機1機が墜落。搭乗していたパイロット1人が緊急脱出した。パイロットは救助され、命に別状はない。負傷の有無や緊急脱出した理由は現時点で不明。
防衛省によると、空自百里救難隊所属の救難ヘリコプター「UH60J」がパイロットを救出し、病院に搬送した。船舶などへの被害は確認されていない。

■F2戦闘機 F2戦闘機は米国製F16をベースとした日米共同開発により誕生。特長は対艦、対地攻撃に加え、航空戦でも能力を発揮する「マルチロール(multirole)機」としての役割だ。日本独自の炭素繊維複合材技術により、軽量で継ぎ目のない機体を実現した。衛星誘導爆弾(JDAM)を搭載し、最新鋭ステルス戦闘機F35が導入されるまでは島嶼(とうしょ)防衛の主力となっていた。
(産経新聞)
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