北海道警などは、知床の羅臼岳で登山中にヒグマに襲われ行方不明になった男性を捜索し、現場近くでこの男性の遺体を発見、遺体を引きずっていたヒグマの親子3頭をハンターが駆除した。
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羅臼岳での捜索を終了し、引き揚げる警察官ら=8月15日、北海道斜里町

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北海道警などは8月15日、知床の羅臼岳(1660メートル)で登山中にヒグマに襲われ行方不明になった男性を捜索し、現場近くでこの男性の遺体を発見した。道警は遺体の身元を東京都墨田区向島、会社員、曽田圭亮さん(26)と確認。遺体を引きずっていたヒグマの親子3頭をハンターが駆除した。曽田さんを襲った個体とみて、道立総合研究機構がDNA型鑑定を行う。

登山者がクマに襲撃された北海道・知床の羅臼岳=8月14日

道警によると、遺体は襲撃現場の登山道から南西方向に約200メートルの山の斜面で見つかった。遺体はヒグマに襲われ損傷していた。

北海道の知床国立公園内の路上に現れたヒグマ=2018年6月(北海道羅臼町提供)

襲撃現場と遺体発見場所の間にあるやぶの中では、曽田さんの名前が入ったカード入りの財布を発見。血痕のついたシャツや破れたズボン、靴、ザックなども散乱していた。付近の樹木や地面には、血痕が複数残され、樹木の血痕は引きずった状態だった。

曽田さんは友人とともに14日午前5時ごろ入山。標高550メートル付近で襲われ、林に引きずり込まれて行方不明となった。

(産経新聞)

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