暑い日の晩酌にキリリと冷えたビールと、冷やした「夏野菜の揚げびたし」。口に含むと野菜のうま味とともにじゅわっと出汁があふれてきます。
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相変わらず暑い日が続いていますね。野菜も価格の変動が激しく、高値のものや安価で出回っているものなどさまざまです。この暑さで農家の人たちのご苦労も大変だと思います。

そんな夏野菜を使って揚げびたしを作りました。日持ちもさせたいので、少し濃い味付けにしました。揚げびたしはナスが定番ですが、いろいろな種類の野菜を使うと彩りもカラフルで、見栄えもよくなると思います。

アクセントにチーズをトッピングしました。ゴーダチーズを使いましたが、ハード系やセミハード系のチーズならなんでも合うと思います。ゴーダチーズはオランダの代表的なチーズで、まろやかな味わいが特徴。熟成されたものもあります。チーズスライサーを使うと、きれいな粉状になりました。おろし金で代用しても構いません。

暑い日の晩酌にキリリと冷えたビールと、冷やした揚げびたし。口に含むと野菜のうま味とともにじゅわっと出汁があふれてくる。幸せを感じます。ビールの他にも、冷やした日本酒や、白ワインもおすすめです。お試しください。

筆者:速水裕樹(産経新聞)

材料(4人分)

  • ナス…………………………3本
  • アスパラ……………………3本
  • 甘長とうがらし……………3本
  • 赤パプリカ…………………1個
  • カボチャ……………………1/8個
  • インゲン……………………3本
  • ゴーダチーズ………………40グラム
  • 昆布とカツオ節の出汁……2カップ
  • しょうゆ……………………大さじ3
  • 酒……………………………大さじ2
  • みりん………………………大さじ2
  • 塩……………………………少々
  • サラダ油……………………適量

作り方

  1. 鍋に昆布とカツオ節の出汁を入れ火にかける。しょうゆ、酒、みりん、塩を入れてひと煮立ちさせて火を止める。
  2. ナスはくし切りにする。アスパラは根元の皮をピーラーでむいて、3等分する。ピーマンとアスパラはへたと種を取ってくし切りにする。カボチャは種を取って、薄くスライスする。インゲンは半分に切る。
  3. 野菜を揚げる。野菜はキッチンペーパーで、水気をしっかりと拭く。鍋にサラダ油を入れ180度の温度で素揚げにする。高温でからりと揚げ、キッチンペーパーをしいたバットにとる。
  4. 深めの保存容器に揚げた野菜を熱いうちに入れ、(1)のつゆを注ぐ。粗熱がとれたら、冷蔵庫に入れて2時間以上冷やす。
  5. 器に野菜を盛り付けて、チーズを削って振りかけてできあがり。

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