日産自動車の米国事業の販売不振に改善の兆しがみえてきた。エスピノーサ社長の新体制で進み始めた「売る力」改革の成果が、日本を含む他の地域へ波及する可能性もありそうだ。その改革の中身とは-。
Nissan President Announces FY2024 losses

日産自動車のイバン・エスピノーサ社長=横浜市西区(松本健吾撮影)

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日産自動車の米国事業の販売不振に改善の兆しがみえてきた。昨年12月に4・2%だった新車の小売り販売シェアが、今年6月に5・6%と約3年ぶりの高水準に上昇し、7月のシェアも5%台を維持した。目立った新型車の投入がない中でも販売が上向いた背景には、イバン・エスピノーサ社長の新体制で進み始めた「売る力」の改革がある。米国での改革の成果が、日本を含む他の地域へ波及する可能性もありそうだ。その改革の中身とは-。

「私たちは今、会社にとって非常に重要な岐路に立っています。課題に対して迅速に対処し、事業基盤強化のために必要な措置を着実に進めています」

米ラスベガスに約2500人を集めて8月20日に開催した日産の全米販売ディーラーミーティング。4月の就任後、初めて社長として参加したエスピノーサ氏はこう協力を呼びかけた。

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筆者:池田昇(産経新聞)

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