東京ディズニーランドで秋のイベント「ディズニー・ハロウィーン」が始まった。悪役たちが主催する妖しいパーティーをテーマにしたパレード「ザ・ヴィランズ・ハロウィーン “Into the Frenzy”」が目玉。
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ミッキーマウスをイメージしたカボチャの飾りが設置されたフォトスポット=9月16日午前、千葉県浦安市の東京ディズニーランド(松井英幸撮影)

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千葉県浦安市の東京ディズニーランドで9月16日、秋のイベント「ディズニー・ハロウィーン」が報道陣に公開された。17日から10月31日まで開催される。

さまざまなヴィランズたちが主役に

イベントの目玉は、ディズニーの悪役たち(ヴィランズ)が主催する妖しいパーティーをテーマにしたパレード「ザ・ヴィランズ・ハロウィーン “Into the Frenzy”」。先頭には映画「プリンセスと魔法のキス」に登場するドクター・ファシリエが登場し、ゲストをパーティー会場へと誘う。

エントランスに設置されたハロウィーン仕様のミッキー花壇(松井英幸撮影)

停止したフロートの上では、ヴィランズに招かれたミッキーマウスや仲間たちが刺激的な音楽に合わせてダンスを披露。炎やスモークも飛び出し、妖しい雰囲気に包まれる。

ただ、この日は残暑の影響でパレードは中止となった。ゲストや出演者の安全を守るための対応で、秋のイベントとはいえ暑さ対策は欠かせない。

ディズニーも仮装も好きな友人たちと来園した菊池卯乃さんは、「パレードが中止になって残念だけれど、みんなで仮想してパークを思い切り楽しみたい」と話していた。

ザ・ヴィランズ・ハロウィーン〝Into the Frenzy〟の仮装をする人たち(松井英幸撮影)

園内はハロウィーン一色

園内ではあちらこちらにヴィランズをモチーフとする装飾が施され、華やかな雰囲気が演出されている。ワールドバザールにはミッキーをかたどったカボチャを使ったフォトスポット、シンデレラ城周辺にはヴィランズを描いたバナーやゴーストのデコレーションが設置されている。

エントランスのミッキー花壇もハロウィーン仕様に植え替えられた。トゥーンタウンにはユーモアあふれる装飾が施され、訪れる人々を楽しませている。

大人も楽しめる“フル仮装”

ハロウィーンのイベントでは、通常は小学生以下に限られているディズニーキャラクターの全身仮装“フル仮装”を大人が楽しめる点も注目だ。今年は9月16~30日と10月16~31日の期間限定で実施され、園内では思い思いのキャラクターになりきった大人たちの姿が見られる。

非日常の“妖しいハロウィーンパーティー”へと姿を変えた東京ディズニーランド。仮装を含めて、秋の陽気への暑さ対策を欠かさずに楽しみたい。

トゥーンタウンのミッキーの家とミート・ミッキーに設置されたカボチャやゴーストをイメージしたデコレーション(松井英幸撮影)

筆者:松井英幸(産経新聞)

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