昆虫の背中に小型の装置を取り付け、神経筋肉系に電気刺激を加えて自在に操る「サイボーグ昆虫」が、小型ロボットを代替する移動体として注目されている。
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バックパックを装着した「サイボーグ昆虫」(研究チーム提供)

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昆虫の背中に小型の装置(バックパック)を取り付け、神経筋肉系に電気刺激を加えて自在に操る「サイボーグ昆虫」が、小型ロボットを代替する移動体として注目されている。シンガポールにある南洋理工大の佐藤裕崇教授らを中心とした研究グループは、このほど量産化の手法を開発。災害時の捜索活動や日常的なインフラ点検をはじめ、活躍の場を広げようとしている。

飛行もコントロール

近年、ロボットの小型化に向けた開発競争は国内外で盛んだ。昆虫サイズのドローンも今年に入ってから話題となった。とはいえ、機体が小型化すれば、搭載する電池も小さくなる。小型ロボットが移動だけでなく、撮影や無線通信なども担うだけの電力を確保することは難しい。ごく短時間しか稼働できないのが現状だという。

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筆者:小野晋史(産経新聞)

2025年9月13日産経ニュース【びっくりサイエンス】より

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