国民民主党の玉木雄一郎代表はSNSで「国民民主党は首相ポスト狙いで基本政策を曲げることは断じてない」と強調した。
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記者会見を行う国民民主党の玉木雄一郎代表(春名中撮影)

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国民民主党の玉木雄一郎代表は10月13日、X(旧ツイッター)で「玉木雄一郎、そして国民民主党は首相ポスト狙いで基本政策を曲げることは断じてない」と強調した。玉木氏を巡っては、次の臨時国会での首相指名選挙で野党統一候補の1人として立憲民主党幹部が名前を挙げるが、玉木氏は安全保障やエネルギーなど基本政策の隔たりを理由に連携は難しいとの立場を取っている。

立民は14日にも日本維新の会、国民民主に党首会談を呼び掛ける方針を示しており、玉木氏は「国民民主党に政策の譲歩を求める意見が、立憲民主党内にあると聞きます」とも投稿し、立民を牽制した形となる。

「立民こそ本記度問われている」

立民の野田佳彦代表は12日、玉木氏が安全保障政策などで国民民主の政策への一致を求めていることについて、記者団に対し「あまりにも高いところからものを言いすぎじゃないか」と苦言を呈している。

立憲民主党の野田佳彦代表

これに対し、玉木氏はXで、野田氏の発言について「これは高い低いという問題ではありません。安全保障政策は国民の生命や財産に直結する国の基本政策です。交渉して譲ったり譲られたりする問題ではないのです」と強調した。

「安全保障環境の変化にいかに現実的に向き合えるかは、立憲民主党自身の問題です。本気で政権を担うつもりがあると仰るのであれば、私から指摘されるまでもなく、自ら政策を変更すべきです。立憲民主党にこそ政権交代の覚悟、本気度が問われています」とも注文を付けた。

立民は、安全保障関連法について「違憲部分を廃止する」と掲げている。一方、野田氏は先の参院選の討論会で、違憲と判断する条文や根拠について具体的な説明を避けている。

(産経新聞)

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