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以前は日本製電化製品などを大量に買い込む中国人らの「爆買い」が代名詞となったインバウンド。その消費動向は低予算志向となり、圧倒的な数を背景に迷惑行為によるオーバーツーリズムも危機的な状況だ。
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中国人らのインバウンドでにぎわう大阪市内の商店街=11月14日午後(井上浩平撮影)

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観光は重要産業とはいえ、日本人の日常生活を考えると、街中にあふれかえるインバウンド(訪日客)は考えものだ。以前は日本製電化製品などを大量に買い込む中国人らの「爆買い」が代名詞となっていて、受け入れによる経済的なメリットが大きく感じられたが、その消費動向は曲がり角に差し掛かっている。低予算志向の〝安いインバウンド〟が増え、圧倒的な数を背景に迷惑行為によるオーバーツーリズム(観光公害)も危機的な状況だ。

スーパーでは割引総菜に殺到

訪日客によく利用されている大阪・難波のホテルそばのスーパーは、総菜に値引きシールが貼られる夕方にかけて大混雑する。「スシ、テンプラ…」とつぶやきながら総菜に殺到するのは、日本人客ではなくスーツケースを引いた外国人ばかりだ。彼らは大量の総菜を缶ビールとともに買い込み、ホテルへと戻って行く。総菜を囲んで宴会が始まるのだろうか。

訪日客は増加の一途をたどっている。日本政府観光局(JNTO)によると、1~9月の訪日客数は前年同期比17・7%増の3165万500人で、年間3千万人を最速で突破した。通年でも過去最多だった2024年の約3687万人の更新が確実視されている。歴史的な円安により、日本旅行に割安感が出ていることが大きい。

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筆者:井上浩平(産経新聞)

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