日韓共同記者発表を終え、拍手を送りあう高市早苗首相(右)と韓国の李在明大統領=1月13日午後、奈良市(代表撮影)
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韓国の世論調査会社、韓国ギャラップが1月中旬に日本、米国、中国、ロシアという主要4カ国首脳の好感度を韓国人に尋ねた調査で、高市早苗首相が首位に立つという結果が出た。ただ、高市氏の好感度もトップとはいえ22%にとどまっており、米中露という大国の首脳はさらに好感度が低いという事実が浮き彫りになった。
「かつてないほど融和的」
日本の首相は過去の好感度調査で安倍晋三氏が3~6%、岸田文雄氏が6%と低迷してきた。2019年に対韓輸出管理を厳格化した安倍氏に対しては、「ノーアベ」を叫ぶ日本製品の不買運動が起きたほど、韓国内で拒否感が強かった。
安倍路線の継承を掲げる高市氏に対しても、韓国メディアは当初、「女性版安倍」と呼び、警戒感をあらわにしてきた。一方で、高市氏の「韓国ののりは大好き。コスメも使い、韓国ドラマも見る」との発言や、日韓首脳会談で韓国国旗に深く一礼する姿を好意的に伝える報道も目立った。
韓国ギャラップは「韓国人の対日感情はかつてないほど融和的だ」と説明する。革新系の李在明(イ・ジェミョン)政権は保守系の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前政権と変わらずに日本重視の路線を維持しており、高市氏の好感度は韓国寄りとみなされていた石破茂前首相の27%(昨年8月調査)に次ぐ水準となった。
払拭されない嫌中感情
今回の調査で高市氏に続く好感度21%だったのが中国の習近平国家主席だ。今年1月上旬の李大統領訪中と中韓首脳会談を受け、昨年8月の前回調査から11ポイント上昇してこの結果だ。
筆者:桜井紀雄(産経新聞)
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