福井市の越前大野城
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道は長い時をかけて日本の文化と歴史を育んできた。そんな日本の文化財ともいえる道をめぐって日本の魅力を再発見し、日本をもっと知ってほしい―。
そんな願いを託された「日本風景街道」という活動が全国に少しずつ広がっている。それぞれの地域の景観や自然、歴史、文化などの資源を生かして地域の活性化や観光の振興を目指そうというもので、現在、147ルートが登録されている。
その中から、今回、近畿の4ルートを紹介しよう。
「ふくいやまぎわ天下一街道」は、福井県の白山の麓をつなぐルート。日本一と評価される伝統工芸が受け継がれ、街道には匠の技を見学できる施設もある。戦国時代に栄えた城下町の遺跡や城、神社、寺などの観光地もあり、日本の文化や歴史が凝縮されている。
「西の鯖街道」は、福井県の若狭湾から京都市を結び、かつて若狭湾で水揚げされたサバなどの海産物を京の都へと運んだ鯖街道の一つに沿ったルート。かやぶき屋根の集落など、街道には日本の原風景が残り、サバを使った鯖寿司が名物となっている。
「新因幡ライン~ふるさとに出会う幸福(29)ロード~」は、兵庫県宍粟市と鳥取市を結ぶ国道29号と、鳥取県若桜町・八頭町の国道482号を中心に因幡街道と呼ばれるルート。地域の魅力編と題した動画では棚田や滝、フジ棚、城、湖などの自然や歴史を紹介。春夏秋冬編と題した動画では桜並木や新緑、紅葉、雪景色などの風景を伝えている。
「日本風景街道 熊野」は、紀伊山地の霊場と参詣道として世界遺産に登録されている熊野古道のうち、和歌山県の海岸沿いを進む大辺路と山中を行く中辺路に沿ったルート。熊野本宮大社、那智の滝などの観光地があり、生まぐろを使った料理が名物となっている。
このほか、平安時代から続く文化・信仰を受け継ぐ京都府のルート「愛宕街道(京都鳥居本)」や、江戸時代に栄えた宿場町の街並みと河川敷の自然を楽しめる大阪府のルート「新世紀くらわんかストリート」などの新たな動画も制作中。日本風景街道公式チャンネル - YouTubeで公開を予定している。
著者:産経新聞社大阪本社メディアビジネス局
提供:国土交通省近畿地方整備局
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